昔のおもちゃアルバム
かくれんぼの画像

かくれんぼ

かくれんぼ

子供の頃に友達と集まって一緒に遊ぶ、かくれんぼ。4~5人集まればできる遊びなので、小さな頃にやった人も多いでしょう。ただ隠れている人を探す基本形のかくれんぼから、ちょっとアレンジを加えたかくれんぼなど、一言で「かくれんぼ」といってもいくつかの種類があるんですよ。「どうすれば、見つかりにくいかな」とドキドキしながら隠れることも楽しいですよね。何気なく遊んできたかくれんぼも、実は結構奥が深い遊びなのです。

かくれんぼとは

かうれんぼアニメ

鬼が隠れた人達を探す戸言うシンプルな遊び。

隠れるのが目的なのですが、見つかった時もどこか楽しく感じましたよね。

かくれんぼは隠れる場所を探す過程・隠れている時の緊張感・見付かった時全てがあるからあそこまで楽しいと思えるのでしょう。

かくれんぼは遊びながら小さな子供にも緊張感を味合わせ、脳や身体の発達へ役立つ良い遊びです。しかし、夕方に公園でかくれんぼを楽しむ子供の姿は年々少なくなる一方です。


それは治安の悪化や遊ぶ場所が少なくなった事による影響と考えられます。

かくれんぼと言う言葉も平安時代のものは「隠恋慕」とも言えるものであった事から、それが変化して「かく(隠)れんぼ(恋慕)」になったのではないかと言う説もあります。

かくれんぼの歴史

平安時代には既に存在していたかくれんぼ、発祥は日本からと思われそうですが実際には中国で生まれたものです。


宮廷で流行った遊び「迷蔵」と言うもので、中国ではどの様なものだったか詳しくは分かりません。日本でも伝わった当初は遊びではなく男女の間での儀式的なものでした。


愛し合う恋人達の片割れ、女性が山にひっそりと身を隠して男性が女性を見つける事で互いの愛情を確認すると言うものでした。一見微笑ましい恋人のやり取りに思えますが、現在行っている遊びでのレベルとは異なり、広い山を使うので遭難する人もいたと言います。

子供の遊びとなったのは江戸時代に入ってからと伝わっています。

かくれんぼの遊び方

ここで紹介するのは、様々な遊び方が発生したかくれんぼの中でもよく遊ばれているものを挙げています。他にも缶けりなども一種のかくれんぼに分類出来ます。

通常ルール

隠れる場所がある所ならどこでも楽しめます、ただし人の迷惑になる様な場所は避けましょう。範囲もあまり大きすぎても小さすぎても好ましくありません、声が届き渡る公園位の大きさが丁度良いかもしれません。人数は2人以上いれば遊ぶ事は出来ます、しかしある程度は人数の多い方が楽しめますので5~6人は欲しい所です。


[1] まずは鬼を一人(人数が多ければ2人、3人でも可)決めて、他の人は隠れる人とします。鬼は木や柱にもたれて他の人が隠れる所を見ない様にし、30秒数えてから「もう良いかい?」と大きな声で隠れたかどうか確認しましょう。


[2] それに対し「まあだだよ」と言ってきたら再び10秒数えて再度確認します。「もう良いよ」と声が返ってきたら、鬼は隠れた人達を探し始めます。


[3] 隠れた人は基本的に一度決めた場所でじっと身を潜めますが、地方によっては隠れ場所を変えながら隠れる事も可能です。

ただし、下手に移動すると発見されやすくなるので身長に。隠れた人を見つけたら相手の名前を言ってから「見つけた」と指を指す事で発見した事になります。


全員見つけたら、今度は最初に発見された人が鬼となって今までの手順を最初から行いましょう。

逆かくれんぼ

普通は鬼が隠れている人を探しますが、これは一風変わったもので逆に鬼を探します。鬼は30秒数える間に隠れ、他の人達はバラバラに鬼を探します。

その際に鬼を発見したら、その人は一緒に鬼と隠れたままでいます。他の発見者も同様に隠れ、未発見の人が一人になった時点で終了。その人が次に鬼となって隠れます。

隠れ鬼

かくれんぼ+鬼ごっこ、かくれんぼとも鬼ごっことも取れる遊び方。

鬼決め~探し始めるまでの手順は同様ですが、こちらは発見しただけでは駄目です。鬼ごっこの様に相手に触れる必要があります、見つけたら迅速に捕まえる必要があります。鬼は如何に隠れている人に見付からず近付けるか、隠れた人は上手く隠れるのと同時に近付く鬼を早く発見する事が鍵となってきます。

この場合は全員を見つける必要は無く、最初に捕まった人が次の鬼になります。鬼から逃げ回るので、普通のかくれんぼよりも若干広いフィールドを使った方が楽しめます。

かくれんぼを行う際の注意

大人が行うなら問題は無いでしょうが、小さな子供が遊ぶ場合は保護者や大人が配慮を行う必要があります。危険な場所では遊ばせず、誰かが長時間見付からないと言う事にならない様、ちゃんと子供達の居場所を把握しておきましょう。


あまり遅くまで遊ばせない事も大事です、近場であっても暗くなると不審者が出てくる可能性も否定出来ません。


子供達を守るのは親や大人達において他ならないのですから。


ページの先頭へ