昔のおもちゃアルバム
メンコの画像
メンコ

メンコ(面子)

漫画メンコ写真

男の子が遊ぶことが多かったメンコは、絵柄も男の子向けのものが多いですよね。メンコで遊んだことはないけれど、なんとなく知っている人も いるのではないでしょうか。


私は子供の頃、メンコは持っていなかったんですが、牛乳瓶のフタを使ってメンコ風にしていました。(絵も描いていました!) シンプルだけど、遊び始めるととても面白いメンコは、いろんな遊び方があるんです。

メンコ(面子)とは

ヒーローメンコ写真

紙状のカードの様なものを互いのメンコをぶつけ合って競う遊びが昔、非常に流行っていました。特に男の子の殆どはメンコで遊んでいた記憶があるのではないでしょうか。


江戸風メンコ

室内・外両方で遊べる事から、爆発的なブームを巻き起こしたと言う歴史を持ちます。


関西地方では「べったん」と言う名前が一般的とされています。大体の場合はその時に流行ったキャラクターがプリントされており、コレクターする人も多く見られました。


きっと中には今も大切に保存している人もいる位でしょう。世代によっては牛乳瓶の蓋をメンコ代わりに遊んでいた人もいる様です。

メンコの作り方

自分の好きなキャラクターのものがどうしても無い!

またはオリジナルなものが欲しい時は自分で作ってみましょう。自分でイラストを描いたり、切り抜いて貼り付ければ世界で一つだけのメンコが作れます。

材料

材料の写真
  • ■紙(板目画用紙がベスト)
  • ■ハサミやカッター
  • ■必要ならのり、色鉛筆など

手順

  1. 画用紙を5cm×7cmの大きさに切ったものを2枚作り、丸くしたい場合はハサミなどで丸く形作ります。
  2. 両面にイラストを描いたり、印刷したものを張って見栄えを良くします。

※この際にシルバーやゴールドのカラースプレーをかけると、ちょっとカッコイイ感じになります。


一般的な紙メンコ以外でも様々種類のメンコが存在し、その中に泥メンコと言うものがあります。泥メンコとは粘土で型を抜いてから焼き上げたもので、現代では殆ど見掛けられませんがメンコのルーツとも言える存在です。


作り方も比較的容易で、抜き型を作ってから粘土を詰めて形を形成し、そこから抜いて乾かしてから焼くだけです。焼き物を出来る環境であれば簡単に出来ますので、興味がある方は試してみるのも良いかもしれませんね。

メンコの型紙をダウンロード

メンコの遊び方

地面に置いてある相手のメンコを裏返すと言うのがメジャーですが、それ以外にも様々な遊び方が存在しています。
いずれにせよ、ジャンケンなどで順番を決めておきましょう。

おこし

めんこの技:おこし

最も遊ばれているメンコの遊び方
まずは地面(ダンボールの上などでも可能)に全員のメンコを1枚ずつ置きます。
それを裏返してメンコを手に入れるのが目的な遊び方です。
地面や相手のメンコに自分のメンコをぶつける事で生じる風圧を利用するのが重要になってきます。


丸型か四角かでコツは少し変わってきますが、メンコの真横を狙うと風圧で裏返りやすくなっています。メンコを地面に置く際、平行で空間が無い場所に置く事も裏返りにくくするテクニックの一つです。
こう言った様に、意外とメンコは技術を要求される遊びなのが分かります。

はたき

めんこの技:はたき

おこし同様に地面にメンコを置きますが、この場合は円を描いてその中に置きます。


裏返すのが目的ではなく、この円から相手のメンコを弾き飛ばせば勝ちと言うルールになっています。


あまり無駄に力を入れると自分のものまで飛ばしてしまうので注意。自分の面子を飛ばしてしまうと、所有権が無くなって違うメンコを出さなくてはなりません。


つみ

めんこの技:つみ

一人数枚ずつメンコを出し合い、山積みになる様に置いておきます(決して一つにまとめたりはしない)。
その山積みにされた上でメンコを裏返せば、その山のメンコ全てを手に入れる事が出来ます。


さばおり

めんこの技:さばおり

地面にメンコを置くまではおこしと同様です、ただし裏返しにしてもメンコはもらえません。
このルールでは自分のメンコを相手のメンコの下に置く事が出来れば自分のものに出来ます。
普通に裏返すよりも技術が求められます。


すべり

めんこの技:すべり

少し他のメンコ遊びとは違うもので、机の上をフィールドとします。
そこで端から自分のメンコを飛ばし合って一番遠くまで飛ばせれば勝利と言うルールです。
落下してしまった場合は負けになりますので、如何に飛ばす距離を把握出来るかがポイントとなってきます。

コラム:牛乳の蓋

牛乳瓶の蓋のデザイン

小学校のころ給食に付いた牛乳の蓋でのメンコ遊びが流行り、その蓋をギュウパンと呼んでいました。しかしそれは長く続きませんでした。

学校の近くには多くの乳製品の工場があり、児童の中にはそこで働く従業員の子供もいました。

そういった児童が未使用の蓋を持ってきて、それをシンパンと呼んで遊び始めました。シンパンは通常では入手不可能なことと、堅くて綺麗なことで、あっという間に主流になり、ギュウパンは子供の中のルールでは使用不可となりました。

シンパンを持っていないと勝負の仲間入りができません。私の場合廊下に落ちていたものを拾って、それを使って枚数を増やしていきました。お店では買えなくて、苦労して入手したものなので宝物でした。

その後シンパンが原因でいじめになったり、蓋が欲しくていけないことをする子供が出たりした為、シンパンは学校への持ち込み禁止となり、ブームはすたれました。



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